幻の漆喰
陽だまりに穏やかな波の音を聴くとき。凛として爽やかな森の空気を胸いっぱいに吸い込むとき。
薫る草むらのやわらかさに思いっきり寝転ぶとき。わたしたちの体はのびのびと解放され、心が喜びます。
それは、私たちもまた自然の一部であるという、日頃はつい忘れがちな、
けれどもわたしたちの奥底にしっかりとしまわれている、遠く懐かしい記憶がふっと呼び覚まされるからなのでしょう。
もともと、人は自然の恵みを糧にし、自然の素材を使って住まいを作り、暮らしてきました。
時を経ても、本質は変わりません。わたしたちは、自然がいちばんだと考えます。
自然が本来持っている力をいかした健康素材で、住まいをより良いものにし、家族の暮らしを健やかにする。
わたしたちの健康素材は、そこに、懐かしくあたたかい自然が息づいています。
いのちの源から
『幻の漆喰』の主原料は、有明海などの赤貝の殻。
漆喰は神話の時代から知られており、『旧約聖書』の創世記バベルの塔の項に漆喰に関する記述が残ります。
日本では、ほぼ石灰だった原始的な漆喰が古墳(高松塚古墳壁画等)などに使われているほか、多くの城郭の壁にも使用されています。
海の命が息づく 幻の漆喰
干潟で名高い有明海。『幻の漆喰』は、その豊穣な命の海に生息する赤貝の殻を焼いた焼成カルシウムに、銀杏草(海藻)を煮てつくる糊と無菌水を混ぜ合わせ、生成されます。つなぎとして麻のスサを利用するなど、伝統と高度な技術を組み合わせて生み出された、今までにない新しい漆喰(壁材)です。
自然素材しか使っておらず、人体にも無害で安全。
さらに独自の「光熱触媒」作用により、室内の化学物質を吸着・分解し、住まいの空気をいつまでも清浄に保ちます。
室内の化学・有害物質を吸着・分解する天然の空気清浄器
『幻の漆喰』とは、言わば「天然の空気清浄器」。完全天然素材で、安全な壁材です。さらに特筆すべきは、「光熱触媒」の効果。光が当たる場所だけでなく、暗がりでも温度と反応を起こし、空気中のゴミやホコリ、臭い、化学物質や有害物質を吸着・分解します。
光と熱に反応するため、『幻の漆喰』は、半永久的にクリーンな空気をつくり、心地よい居住空間を保ってくれるのです。
「光熱触媒」作用で、半永久的に室内の空気を清浄化
「光熱触媒」とは、「光や熱を吸収することで反応を促進するもの」。
『幻の漆喰』は光が当たると触媒として働き、空気中のゴミや有害物質を吸着・分解。この現象により、光が当たることで半永久的にクリーンな生活空間を保つことができます。+3℃以上の室温にも反応し、同様の効果が得られます。
空気中のホコリなども吸着・分解するので、お部屋のお掃除もとても楽になります。
和風、南欧風、伝統もモダンも表現できる高いデザイン性
壁材として古くから使われてきた漆喰。
日本だけでなく、世界各地で幅広く利用されてきました。自然素材としての安心・安全性、室内を快適に保つ機能性に加え、見過ごされがちなのが、その「デザイン性」。
塗り方のニュアンスにより、純和風な仕上がりはもちろん、モダン和風、南ヨーロッパ風など、住む人の好みやセンスに合わせ、お洒落な空間を演出できます。
幻の漆喰を知る~健康との関わり
独自の光熱触媒で化学物質を吸着・分解する『幻の漆喰』
化学物質を吸着・分解する『幻の漆喰』が持つ光熱触媒の効果は、『ホルムアルデヒド分解試験』などさまざまなデータで実証済みです。
『幻の漆喰』を用いた住空間では、アトピー(アトピー性皮膚炎)やアレルギーの原因のひとつといわれるホルムアルデヒドが、わずか30分で驚くべき数値に減っています。
さらに、鳥インフルエンザウイルス感染価は、100万分の1に抑制する実験結果もあります。
また、「抗菌力試験」や「室内空気汚染物質放散速度測定」などでも、『幻の漆喰』が持つ効果が実証されています。
室内の空気を半永久的に清浄化 壁の汚れも自然に分解
- 室内の空気を半永久的にクリーンに保つ「天然の空気清浄器」で、「調湿機能」も持っています。
- ホルムアルデヒドだけでなく、様々な化学物質・有害物質を吸着・分解。
- 光熱触媒とバクテリアの効果により、壁の汚れは自然に分解しますから、いつまでもきれいです。
※天然素材、土、泥などが付着した場合は例外的に汚れが残留してしまうこともあります。 - マイナスイオンや各種ミネラル物質を発散。
副交感神経を刺激し、リラックス効果が得られます。
『幻の漆喰 ®』 10の特徴
- 焼肉などの臭いは2時間程度でほとんど感じなくなる
- タバコの煙・臭いは吸いながら分解
- ペット臭がほとんど感じられず、ペットのうぶ毛はほとんど浮遊しない
- 手垢が付きにくい
- ぼこりが発生しにくい (テレビへのホコリの吸着が少ない)
- アトピーの反応が緩和される
- ぜんそく・鼻炎・花粉症の反応をやわらげる
- 抗菌作用
※大腸菌・黄色ぶどう球菌 サルモネラ腸炎ビブリオ (日本食品分析センター) - 鳥インフルエンザウイルス感染価が100万分の1に
※鳥取大学 伊藤教授と共同研究 - 花粉症の原因物質を低減・抑制
※花粉症研究の第一人者、埼玉大学大学院 王教授と共同研究
2018年9月22日 「日本花粉学会」 花粉アレルゲン低減効果発表
幻の漆喰 性能実証データ
化学物質「ホルムアルデヒド」を素早く分解
花粉症の原因物質である花粉アレルゲンの濃度を低減
鳥インフルエンザウイルス感染価を「一〇〇万分の一」に抑制
『内装材の鳥インフルエンザウイルス不活性化効果に関する研究』に関する報告書
『幻の漆喰』は、さまざまな品質・効果が実証されています
幻の漆喰 お手入れ・メンテナンス
完全自然素材だから、お伝えしておきたいこと
- 『幻の漆喰』は、天然の原料だけを使用する完全自然素材です。接着剤や硬化剤は一切使用していませんが、それが壁の剥がれ・剥落の原因になることはほぼありません。
- 完全自然素材のため、ごくまれに構造材と壁面の間に若干の隙間ができたり、壁面にヘアークラック(微細なヒビ割れ)が発生する場合があります。
お手入れ方法
『幻の漆喰』は、光熱触媒とバクテリアの効果で壁の汚れを自然分解しますので、基本的に汚れが残ることはほとんどありません。まれに、自然の汚れ(泥や土の汚れ)などが付着してしまうことがあります。その場合は布巾を軽く濡らして、汚れた部分を少しずつ「トントン」と叩くように拭くと、ある程度まで薄くなります。
醤油やケチャップなどが付着した場合は薄くなるまで分解するのを待ち、その後残った成分を前述の様に拭いてあげるとキレイになります。もちろん基本的には拭かなくても分解してしまいますので、普段通りの生活を楽しんでいただけます。
光熱触媒の技術をいかして汚れやすい外壁をクリーンに保つ、
外壁専用の漆喰、幻の漆喰「そとかべ」誕生。
幻の漆喰「そとかべ」は、昔ながらの「漆喰」を現代の住宅づくりにいかすため、試行錯誤をかさねて完成した外壁材です。
やわらかな素材感のある独特の質感は、懐かしさの上に新しさをまとった品の良さがあり、その佇まいは四季でうつろう日本の風景になじみ、調和します。
幻の漆喰を塗りやすくモダンにした、幻の漆喰「ピュアケアウォール」。
幻の漆喰「ピュアケアウォール」は、鉱物を原料とした天然素材を使用し、光熱触媒の技術で生成。原型となる「幻の漆喰」と同じく、化学物質の分解力に優れ、今後の左官職人不足にも対応できるよう、塗りやすく仕上げた画期的な天然素材の漆喰です。
幻の漆喰 Q&A
『幻の漆喰』についてのご質問にお答えしています
幻の漆喰は汚れたらどうするの? | |
基本的に汚れが残ることはほとんどありません。 幻の漆喰は独自の光熱触媒効果による分解能力で、基本的に汚れが残ることはほとんどありません。しかし、自然の汚れ(泥や土の汚れ)などは度合いにもよりますが、希に付着してしまうことがあります。その場合は布巾を軽く濡らして、汚れた部分を少しずつ「トントン」と叩くように拭くと、ある程度まで薄くなります。醤油やケチャップなどが付着した場合は薄くなるまで分解するのを待ち、その後残った成分を前述の様に拭いてあげるとキレイになります。もちろん基本的には拭かなくても分解してしまいますので、普段通りの生活を楽しんでいただけます。 |
ぼろぼろと剥がれ落ちることはないの? | |
表面が破損しない限り、剥がれ落ちることはありません。 表面を思いっきり擦ったり、何かをぶつけて表面が破損しない限り、剥がれ落ちることはありません。 |
幻の漆喰の色は選べるの? | |
現在色はホワイト、グレー、黒、ベージュの4色よりお選びいただけます。 要所ごとで使い分けが可能ですが、通常のホワイト色は一番木材と相性が良く飽きのこない色ですので、広い面積を塗る場合はホワイトをオススメいたします。完全に天然の素材のみを使用する為、たくさんの色の種類はございませんが、健康を一番に考えている故の現状ですので、予めご理解のほど、宜しくお願い申し上げます。 |
幻の漆喰の壁に画びょうは使えますか? | |
ご使用いただけます。 ただし、一般的な建材と同様、一旦穴が空いてしまえば自然と塞がることはありません。ピクチャーレールなどを利用したり、工夫次第では壁に穴を開けることなく、物を飾ることも可能ですので、その際には是非ご検討ください。 |
幻の漆喰のいいところを教えてください | |
室内の科学物質を半永久的に吸着・分解します。 幻の漆喰は「漆喰」と名前に含まれているものの、古来の知恵と新しい技術を組合せた、全く新しい概念の壁材です。特徴や長所など、詳しい内容は幻の漆喰の商品ページをご覧くださいませ。 |